【飲食店での自己PR】面接のコツを抑えて内定率アップ!
2022年9月30日
目次
飲食店での自己PRは5つのポイントがある
飲食店への就職を希望している人が志望動機を書くときに注意しなければならないことは次の5点です。
ポイント1:なぜ飲食店なのかを自己PRする
ポイント2:なぜ他店ではないのかを自己PRと絡めて伝える
ポイント3:希望と絡めた自己PRを伝える
ポイント4:飲食店での就業経験があれば、自己PRに加える
ポイント5:採用後にできる・したいことを自己PRする
この5つを明確に、かつ端的に書けば採用面接に呼ばれる確率が高くなるはずです。
1つずつ解説していきます。
ポイント1:なぜ飲食店なのかを自己PRする
ほかのどの仕事でもなく、なぜ自分は飲食店で働きたいのかを書きます。
飲食店経営者はおいしい料理をつくってお客さんに「おいしい」といってもらうことに喜びを感じています。そして、この仕事に誇りを持っています。
したがって、コンビニでも家庭教師でも飲食店でもいいからとにかく働きたい、という人はあまり採用したくないと思っているでしょう。飲食店で働きたい理由を自己PRとともに書いてみてください。
ポイント2:なぜ他店ではないのかを自己PRと絡めて伝える
飲食店で働きたいということを書いたら、続いて「なぜこの店で働きたいか」を書いて伝えます。
飲食店経営者は強いこだわりをもって自分の店をつくっています。そこで、そのこだわりを見抜いて「~だからこちらの店で働きたいのです」と書き、自己PRで伝えれば、その思いはきっと経営者に伝わるでしょう。
ポイント3:飲食店での希望と絡めた自己PRを伝える
飲食店での仕事は幅広く、たとえばキッチンでの調理業務とホールでの給仕・接客業務があります。自分はどちらで働きたいのかを考えた自己PRで伝えましょう。
たとえば、ホールで働きたい人は「人と関わるのが好きで誰とでも打ち解けられます!」キッチンで調理作業が希望の場合は、「もくもくと効率的な作業をするのが得意です!」など、面接官にアピールしましょう。
また、キッチンとホールの両方に興味がある人は、正直にそのように書いて伝えれば大丈夫です。
ただし、その場合「どちらでもいいです」と書くのではなく、「調理業務を希望しますが、もし空きがなければホールの仕事にも興味があります」と書くとよいでしょう。
こう書くことで、「とにかくそちらの店で働きたいのです」という気持ちを伝えることができます。
ポイント4:飲食店での就業経験があれば、自己PRに加える
飲食店での仕事は特殊なスキルが求められるので、飲食店経営者は、できれば経験者に来てもらいたいと思っています。
そのため、これまでに飲食店でアルバイトをしたことがある人は、志望動機にそのことにも触れておきましょう。
ポイント5:採用後にできる・したいことを自己PRする
自分はこういうことができる、採用されたらこういう仕事をしてみたい、といったことを志望動機の自己PR欄に書き、面接で伝えると、面接する側は求職者の働く意欲を感じることができます。
これは飲食店経営者に限りませんが、採用する人はバリバリ働いてくれる人を待ち望んでいます。
ただし、能力を過剰にみせることは逆効果です。
例えば、家事の一環で料理をしただけの人が、料理スキルが相当高いかのように書いてしまうと、採用面接に呼ばれるかもしれませんがすぐにボロが出てしまいます。
自己PRで必要以上に自分を大きく見せる必要はありません。自分のできる範囲・やってみたいことを面接官に伝えましょう!
例文~飲食店での自己PRをこのように書いてみよう~
上記の5つのポイントを踏まえた自己PRの例文を紹介します。
ここではキッチン担当(調理担当)を希望しているものの、料理スキルはそれほど高くない人という設定にしています。
■自己PRの例文(キッチン担当)
御社の求人が出ることを心待ちにしていました。私は将来、こちらの店のようなカフェを持ちたくて、貴社のキッチンで調理担当として働きたいと思っていました。
貴店の魅力は、高級レストランに負けない上質な味を提供しているのに価格がリーズナブルであるところです。初めてこちらで食事をさせていただいたとき「これがカフェの料理なのか」と感動しました。
ただ、私は調理スキルはほとんどなく、家事で自分や家族の食事をつくるくらいです。プロの指導を受けたことはありません。
ある飲食店の調理場で働いた経験はあるのですが、そこは冷凍食品やカット済野菜を使うことが多く、正直、調理スキルを獲得できたという自覚はありません。
貴店で働かせていただくことになれば、1から調理を教わることになると思いますが、「料理の腕を磨きたい」という想いは人一倍強いので、1日でも早く技術を習得して戦力になりたいと考えています。
自己PRをしっかり考えれば、面接対策にもなる
自己PRが重要になるのは、これが採用面接でも活きてくるからです。
自己PRに採用担当者が注目することが書かれてあると、採用担当者は「このことについて詳しく聞きたい」と思います。したがって採用面接に呼ばれる確率が高くなりますし、さらに実際の採用面接でもそのことに触れるはずです。
採用担当者に興味を持ってもらうことはとても重要です。なぜなら採用担当者は、一緒に働きたいと思える人を採用するからです。
そして、自己PRを書くことは、採用面接で答えることの予行練習になります。
自己PRの記述は自分の想いをまとめる行為なので、頭のなかが整理されますよね。
そのため、採用面接で伝えたいことを明確に端的に話すことができるようになります。
飲食店面接でのダメな自己PR
これまで”よい志望動機の書き方”を解説してきましたが、ここでは、”悪い志望動機の書き方”を紹介します。
書類選考に落ち続けてなかなか採用面接に呼ばれない人は、以下で紹介することを書いていないかぜひチェックしてみてください!
飲食店で働きたい理由が、漠然としている自己PR
「飲食店で働きたい」と書いただけでは、飲食店経営者は「飲食店ならどこでもいいのか」と感じるでしょう。
「貴店で働きたい」と書いただけでは、飲食店経営者は「うちの店の仕事はいろいろ種類があるんだけどな」と思うはずです。
応募した理由が漠然としか書かれていないと、履歴書を読んだ人は、働く意欲を感じることができません。
飲食店へのリスペクトが感じられない、自己PR
飲食店で働くということは、飲食ビジネスに従事することを意味します。
飲食店は、単に食材を調理して客に提供する場ではありません。経営者は、立地場所、店の外観、内装、照明、掲示物、椅子とテーブル、食材、調味料、調理器具、調理方法、接客などを駆使して客をもてなしています。
志望動機の文章から、こうした飲食ビジネスへのリスペクトが感じられないと、採用面接が遠のいてしまうでしょう。
「その店で働きたい」と思ったら、自分が特にどこに魅力を感じているのかを分析し、「~だから貴店で働きたいのです」と書くようにしたいものです。
まとめ~就職エージェントの活用が近道~
飲食店で働くことを希望している人が、履歴書の自己PRをどのように書き、面接に臨めばいいのかを解説しました。
飲食店経営者にはこだわりが強い人が多いので、志望動機や自己PRはとても重要で、細心の注意を払って書くようにしてください。
そこでおすすめしたいのが、飲食店への就職を目指す人をサポートする就職エージェントの活用です。飲食店就職エージェントは求人情報を伝えるだけでなく、履歴書の書き方や採用面接の受け方も指導してくれます。
志望動機を書く前に担当者がヒアリングしてもらえば、書きたいことや、書かなければならないことがみつかるはずです。
さらに、飲食店就職エージェント経由で就職するとお祝い金をもらうことができます!
「憧れのあの店で働きたい」と思ったら、そしてその店で確実に働きたいと思ったら、ぜひ一度飲食店就職エージェントに相談しましょう。