【飲食店の志望動機】正社員で飲食店に転職するコツとは?
2022年9月29日
目次
昨今、飲食業界を取り巻く環境は変わってきています。テイクアウト・デリバリーの出店、人員不足のオートメーション化や無人会計の発達など、コスト削減の動きも出ています。
しかし、心を込めたおもてなしは機械にはできません。接客とは人間にしかできないことです。
おいしい料理を作ることも同様です。環境は変わっても接客やキッチンの仕事がなくなるわけではありません。今回はそんな飲食店へ転職を考えている方に向けて、志望動機の書き方について書いて行こうと思います。
1.飲食店での志望動機の書き方とは?
では、どんな志望動機が評価されるのでしょうか。ここでは志望動機を書く上でのポイントを見ていきましょう。
飲食店での志望動機は、結論ファースト
志望動機を書く上で最も大切なのは結論を先に書き、文章をわかりやすく書くことです。
この文章の書き方のメリットは結局何が言いたいのかを明確にすることができます。
結論⇒理由⇒結論という風に書くと文章がわかりやすく、読む人に伝わりやすくなります。
たとえば、
結論:貴社を志望した理由は○○をしたいからです
理由:理由は2点あります。
・1つは~
・2つ目は~
結論:ですので、貴社で働きたいです。
簡単に書くとこんな感じです。
結論を2回書くことで、自分の言いたいことをしっかり印象付けることができます。
他社との違いを明確に
志望動機が曖昧だと「自社でなくてもいいんじゃないか?」と思われてしまいます。「貴社でなくてはダメだ!」というような理由を書くようにしましょう。ただし、競合している他店と名前を出して比べるようなことをしてはいけません。マイナスのイメージを与えてしまいます。
将来のビジョンを持つ
将来、このお店で何をしたいのか、自分が将来どうなっていたいのかを明確にすることで志望動機に具体性が出ます。また、面接でもよく聞かれることです。
事前に準備し、志望動機にも書いておくほうが良いでしょう。これまでの実績やスキルを飲食店でどう生かすのかを説明することが大切です。採用後のポジションやどんな働き方ができるのかを人事の方に具体的に伝えましょう。
企業理念に沿った志望動機を
志望動機には企業理念に沿った内容を書きましょう。
企業理念とは企業が会社の根幹となる考え方・価値観を意味します。
企業理念に沿った志望動機が必要な理由は「本当に自社である必要があるのか」「求めているものは自社とマッチしているのか」など、会社との相性をすり合わせることで自社に当てはまらない人材を選別する基準としている場合があるので、志望動機は企業理念に沿ったものを書きましょう。どんな会社でも経営方針や企業理念がありますから、自社に適さない人材だと思われてしまうのは問題です。
また、企業理念と合っていない会社に就職してしまうと、入社後の業務や社風のミスマッチや、早期離職につながってしまう可能性があります。
店舗に行って事前に事業を理解する
店舗に行ってサービス内容を見る、体験することによって自分が今後どうやって働いていくか、具体的なビジョンを想像することができます。
ですので、実際に店舗に行ってそのサービスや料理について、それを交えた志望動機を書くことで熱意を伝えることができます。
他のお店にはない魅力や、そこで自分が何をしたいのかということがアピールできます。
前職のスキルを書く
前職で培ったスキルを活かして転職することも大切です。志望動機に前職で何をしていてどんなスキルが身について、それをどの場面で活かせるかをしっかり書きましょう。
一見「飲食業には関連付けられないのではないか?」というようなスキルでも、大丈夫です。接客や料理をする以外にも飲食店での仕事は様々です。
どういったスキルを身に着けているのか、そしてどの場面で活かすのか、それを具体的に書くことで採用後のイメージがわきやすく、採用される確率もぐんと上がります。
2.内定がほしい求人によって志望動機は変えた方がいい理由2選
自分の希望通りの業務につける可能性が高まる
しっかりと転職先に志望動機を伝えることで、自分が挑戦してみたい業務につける可能性が高まります!
どの勤務先にも通じる志望動機は、使いまわせばいいだけなので簡単ですが、実際に質問された時に答えられない可能性が高まります。
どうしてこの飲食店でないとダメなのか、どうしてこの仕事をしてみたいかをしっかり伝えることで採用側もこの人に任せられる、と思ってもらいやすくなります。
たとえばカフェや居酒屋では業務の内容や接客も異なってきます。イタリアンレストランとラーメン屋では大きく客層が異なっていることもお分かりいただけると思います。
社員食堂など、最小限の接客をするところもあります。
形態によって求められる業務スキルや接客技術など、細かに変えて志望動機を書くことが大切です。
面接対策にも活かせる
実際に面接で質問された時などに答えられないと、志望度が低いとみなされて、面接に受からない可能性があります。
前もって志望動機を考えておくことで、面接で聞かれた時も志望動機を考えた時のことを思い出して、答えやすくなると思います。
なので、しっかり志望動機を考えること、その過程がとても大切です。
3.すぐに真似できる!人気の求人の志望動機をご紹介
飲食店の店長の場合
こちらの志望動機に関しては、既に飲食店での業務経験がある方の志望動機になります。
「わたしはこれまで中華料理店で勤務しておりました。店長として店の経営を任せられており、シフト管理、発注業務、売り上げ管理などを経験しました。コースの内容管理やグルメサイトの販促などをして○○%の売り上げアップに貢献いたしました。
今回、全国に展開するファミリーレストランを運営している貴社の募集を拝見し、経営やマネジメントを学びたいと思い応募しました。お客様の居心地のいい空間と家族で楽しく食事をしてほしいというコンセプトに共感しております。前職での集客の経験を活かしエリア内の売り上げアップを目指していきたいと思います。」
お店に対してアピールしたい方向け
実際にお店を利用して、ここへ転職したいと思った方向けの志望動機になります。
「以前、大切な知人の昇進祝いで貴店を利用しました。
事前にお願いしていたお祝いプレートを提供いただく際に、店内にいる全てのスタッフが拍手で一緒にお祝いしてくださり、さらにサプライズで小さなブーケまで用意して頂きました。貴店の素晴らしいおもてなしを、より多くのお客様に届けていきたいと感じ、今回志望に至りました。
貴店はレベルの高い接客技術が魅力的で、お祝いの際もホールスタッフの方の気の利いたおもてなしが素晴らしいと感じました。
前職では、接客業ではない業界におりましたが、貴店の接客に感銘を受けて以来、貴店で働きたいという気持ちが大きくなりました。
わたしも貴店でお客様を喜ばせ、満足させられるような接客をできればと思っています。」
飲食店での業務経験がある方向け
「学生時代の飲食店のホールスタッフのアルバイトを皮切りに、続ければ続けるほどに楽しさを感じ、毎日お客様からパワーをいただいておりました。
お客様からの評価がダイレクトに伝わることは、私のモチベーションをいつも高めてくれました。今まで出会ったことの無いお客様に、素敵な時間を過ごして頂けるように、日々挑戦していきたいです。
特に貴社の店舗は以前から利用させていただいており、お料理、接客力の高さを感じていました。求人募集を知り、ぜひ貴社の店舗で仕事がしたいと強く感じ、志望させていただきました。
レストランのホールスタッフは、お客様に尽くして、お客様から育てていただく、とても魅力的な職種だと感じております。ぜひ貴社の店舗でお客様により満足していただけるサービスを提供できればと考えています。」
まとめ
いかがでしたでしょうか?飲食店に合った志望動機を書いて、転職を成功させましょう!
志望動機を書けば、面接対策にもなりますし、自分の働きたい飲食店がより明確になります!自分の個性を最大限活かして転職活動ができるといいですね。
ただ、1人で考えるのは時間もかかるし、自分を客観的に見られないというのも事実です。
そんな時にはエージェントを頼ってみてはいかがでしょうか?
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